2012.02.10
中国の旧正月は、欧米のイースターと同様、その年によって早かったり遅かったりします。
今年は早い年回りのようですね。
今年のチャイニーズ・ニューイヤーは1月23日でした。今年の干支は龍。壬辰(みずのえたつ・じんしん)だそうです。
中国大島金属の工場でも仕事始めには、爆竹を鳴らしたようです。
爆竹準備中~♪
着々と、粛々と準備が進められ・・・
あ、始まりましたね~)^o^(
あ、あぶな~~~~い!!!
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あ、マニュアルなんですね。。。:-(
でも、すごいですね!!これで、邪気払いをして仕事始めなんですね。
Wikipediaには、「一本足の怪物山魈」が春節に人里に下りてくるのを防ぐため、とありました。一本足の怪物ってどんななんでしょうね~。
爆竹は花火と違って音がすごいですよね。(写真では分からないけれど)
宴の後・・・
まだまだ寒い瀋陽。寒すぎて残業ができないそうです。
栃木もまだまだ寒いですが、そろそろ寒さにも飽きてきたな~、という感じです。
私も中国のお守りをいただきました!! ↓
なんか、いいことありそ~♪♪(特に根拠なし)
ところで・・・牟総理と張さん、お掃除は誰がしたんですか????
2012.01.19
そろそろ真冬の寒い時期も過ぎ、春へと移行する気配の今日、この頃です。(今日は、雪が降りましたけど)
日に日に、太陽の位置が変わっていきます。朝も夜明けがだんだん早くなってきています。
さて、以前にこの写真を掲載したことがありました。
いつか、この組み立て部品を解体していたいと思っていたのですが・・・
その日がとうとうやってきました! その写真がこれです!!!
レシプロコンプレッサーの中に使用されるフィルターです。
日本の経済を支えてきた、こういった職人気質は前回も触れましたが、大変興味のあるところです。
この製品の注文数は、今では少ないのですが、もうずいぶん以前から作っているのだそうです。
この図面には、”昭和54年”なんていう日付印がありました。歴史を感じるな~!(●゜o゜●)三♡)♯゜M゜)カンドー!!!
決して、日本だけに限らず世界にはこういった”職人気質”が、ものづくりには生きているのだと思います。 そういう方々に出会うと、なんだか同志のような気がするものです。
今度、この製品を作るところが見られるので、たいへん、楽しみなのです!!
「古きを知り、新しきを知る」 なんか、こんな言葉が聞こえてきそうな製品でした~ ♡
2012.01.6
あけまして、おめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
あっ、という間のお正月休みでしたが、皆さま楽しまれたでしょうか?
去年はネガティブな意味で、世界的に話題を集めた日本でしたが、今年はそれをバネに飛躍したいものです。
ではここで、超ロングなフィルターのお話の続きです。
↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓
”真っ直ぐに”の要望通りのフィルターの筒の部分ができたわけですが、ここで、もう一つの難関がありました。
それは、筒の中にスプリングを入れることでした。
約1m長さのステンレスコイル
どうやって、この長い筒の中にほぼ同径のコイル状のスプリングを入れるか?
前任者はどうやって入れていたのだろうか?と、小平課長は考えたのだそうです。
この製品には標準書はなく、どのように作ったか、は、職人さんしか分からなかったのですが、その職人さんは既にリタイアされていて、話を伺うこともできなかったそうです。
ですから、サンプルとして渡された1本のフィルターからしか、情報はなかったのです。
けれど、メーカーさんに頼んで、何本かのストック品を見せてもらったのだそうです。
すると・・・・ そこにヒントがありました。
それは、とても単純な事でしたが、その何本かのフィルターに入っていたコイルには、先端部分に”ツメ”のようなものがあったのでした。
ツメがないもの ツメがあるもの
こ~んな単純なことで、問題が解決してしまうんですね~。ふむふむ。。。(ー_ー)!!
やはり、常日頃考えていると、こういったシンプルなことで解決をすることもある訳です!
ここでまたまた、簡単な治具を作り、楽にコイルを筒の中に入れることができ、これでやっと、量産の目途が立ったのでした。最初に試作依頼を受けてから、約1年近くが経っていました。
このお話はここで終わりますが、日本のものづくりの底辺は、こういった職人気質の仕事によって支えられていたのだな~、と、改めて思いました。
当然バンテックは、この経験を生かし、すべての製造スタッフにこの作業ができるよう、この作業を”標準化”しました。
時代が変われば、”この人でなければ”という仕事は少なくなってくるのかもしれません。
ですが、心意気、や、スピリットは受け継がれるべきものだと思います。
こういった、ものづくりにおける困難を共有することで、”より良いもの”が、出来上がるのではないでしょうか?
今年もバンテックは、より良いもの、を目指して がんばるぞ~!
2011.12.28
ロングフィルターの連続スポット調整中!の動画です♪♪♪
VIDEO
2011.12.26
日本にとって、2011年は大変な年でしたね。
Youtubeなどの動画で、個人投稿の3.11の津波の時の状況を見ていると、本当に涙が出てきてしまいます。
来年は、このような困難を乗り越えるべく、更に試行錯誤が必要なのかもしれませんね。
さて、前回からの続きです。
この、1メートルに及ぶフィルターをいかに作るか?
何しろ、20年ほど前の製品のため、標準書はなく、当時の職人さんがどのように作ったのかの資料もほとんどなく、単にサンプルの製品のみ。
まずは、綾織圧延メッシュを”丸め”ることに成功はしたものの、次は溶接です。
弊社は、抵抗溶接に関しては長く携わってきていますが、とにかくこのように長い物の溶接は、初めてでした。
フィルターは1部品ですので、長くても30㎝くらいです。
そこで、まず、既存の連続スポット溶接機に多少の改善が必要でした。また、長く溶接にかかるため、高温に対する工夫も必要でした。
ここでやっと、長いフィルターの溶接が始まるのです。が、実際に溶接をしてわかったこと。
それは、最も難しいのが、”真っ直ぐ” にすること、でありました!
実は、一つの圧延機にこの手のフィルターが何本も使用されるため、お互いに緩衝してしまってはいけなかったのです。これは、注文をしたメーカーからの要望でした。
真っ直ぐなものを丸めて接合させれば、当然真っ直ぐになる、と考えるのは普通なのでしょうが、実際には真っ直ぐにはできなかった。何故なのか?
一番左のフィルターは真っ直ぐですが、他の2本は曲がっている。
溶接時の問題なのか、温度なのか。メッシュ自体は支給品であったので、当然溶接に問題があるのではないか、と考えたわけです。
溶接時にも治具を使って、真っ直ぐにスポットしていきます。
この難問を解くカギは、最初の”真っ直ぐなものを・・・”でした。
メッシュはカットをされて支給されていましたので、カットされたメッシュが真っ直ぐではなかったのです。
けれど、ここにたどり着くには様々な試行錯誤がありました。当然、さまざまな事を想定して溶接を試したからこそ、たどり着けた答えでした。
ですから、取引業者の方も、メーカーの担当者の方もわかってくれたのです。
それ以降は、真っ直ぐなフィルターの筒ができました!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
けれど、それで全ての難関をクリアしたわけではありません。 次には何が・・・・?
それは、また次回に♪
さて、次回は来年になります。みなさん、来年の抱負はもう考えましたか~?
来年は龍年! 昇り竜になりますように♡
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